西寧観光スポット
北禅寺
西寧市街の北にある湟水北岸の岸壁にへばりつくように建てられた石窟寺院。土楼山という山の中腹にあるので、俗に「北山寺」とも呼ばれている。境内に洞窟が27もあり、内部には魏、晋時代の仏教壁画が刻まれている。いくつもの高楼と石窟が棚状の回廊で結ばれている。最も古い石窟は唐代のもの。現在は道教の寺院になっている。南の方向を望むと、西寧市街が一望できる。
東関清真寺
西寧市東関の東大街路の南側に位置する青海地区最大規模のイスラム寺院。創建は明の洪武年間(1368-98)。普段でも三千人もの信者が参拝に訪れている。20世紀になり、三度にわたる大規模な拡張工事が行われ、現在の規模になった。寺のメインは単檐入母屋造りの大殿。正面に八本の赤い柱が立つ。広さは1100平方メートルで、五千人の礼拝者を収容できる。
タール寺(塔爾寺)
西寧から西南へ25キロの湟中というところにある。ゲルク派の創始者であるツォンカパ(1357~1419)の生地を記念して1560年に建てられた。チベット名はクンブル寺。クンブルとは十万仏の意で、ツォンカパの生地に生える菩提樹の葉の一葉一葉に仏が宿っているということから名付けられた。中国名の塔爾寺は、ツォンカパを記念して建てられた本殿である大金瓦寺の大銀塔にちなんで名付けられ、塔の中にはツォンカパの遺物が納められている。タール寺は、チベット仏教ゲルク派(黄帽派)の六大寺院のひとつで、他の五つは、チベットのガンデン寺、セラ寺、デブン寺、タシルンボ寺と甘粛省のラブロン寺である。毎年旧暦の一月、四月、六月、九月に大法会が行われる。それ以外に小法会が二月と十月。法会とはラマ憎が法を説き、仏を供養するなどのために行われる行事であるが、タール寺ではそれに加え、仮面踊り、タンカ晒し、バター細工の展示などが行われ、多くの信徒を集める。
瞿雲寺
西寧市の南東65キロ、楽都県の県城の南20キロの渓谷に建つチベット寺院。山を背にし、川に面し、はるかに山を望む。チベットのカルマ?カギュ派の僧?サンゲタシによって建立され、明の洪武26年(1393)、太祖より「瞿雲」という額を下賜される。漢民族の影響を強く受けた典型的な宮殿式の建築群で、中軸線上に山門、金剛殿、瞿曇殿、宝光殿、隆国殿などが並ぶ。中には釈迦牟尼の一生を描いた壁画が残されている。柱間にして51間の大きな彩色壁画で絵巻物の方式で描かれている。
青海湖
西寧の西150キロのところにある、中国最大の塩湖で、青海省の省名の由来になっている。モンゴル語ではココノール、青い湖の意である。周囲は360キロメートル、面積は4560方キロメートル。琵琶湖の六倍である。湖の真ん中に海心山という島があり、島内にはラマ教の寺院がある。また、湖の北西部には鳥島という名の島がある。毎年10数万羽の鳥が青海湖に飛来するが、そのうちの三分の一は鳥島に集中している。春になると斑頭雁(かりの一種)、鳶色頭カモメ(カモメの一湟種)、アカツクシガモ、鵜など数十種の鳥が島を覆い尽くすようにやってくる。青海湖に生息する魚は湟魚という魚一種類のみ。この魚は鯉の一種で鱗がない。青海湖の標高は高く、3266メートルある。西寧からくると手前に日月峠がみえる。ここが中国内陸とチベットの分水嶺で、ここを越えると裸麦の農耕の世界から草原の遊牧の世界へと景色は一変する。この峠には、唐の時代にチベット王ソンツェンカンポに嫁いだ文成公主を偲ぶ日月亭がある。




